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シャルダン展―静寂の巨匠

イベント概要

ジャン・シメオン・シャルダン(1699-1779)は、フランスを代表する静物・風俗画の巨匠です。わが国で初めてのシャルダンの個展となる本展は、ルーヴル美術館名誉総裁・館長ピエール・ローザンベールの監修により、厳選した38作品のみで構成されます。

シャルダンの最も美しい作品と言われる《羽根をもつ少女》、シャルダンが描いた唯一の花の絵《カーネーションの花瓶》、晩年の静物画の最高傑作であり、個人所蔵のため普段は非公開の《木いちごの籠》を含む26作品が日本初公開となります。

また、1740年にシャルダンが国王ルイ15世に謁見を許され献呈した《食前の祈り》は、その後各国の王侯貴族が競って入手しようとし、注文が殺到しました。同主題の作品は4点のみ現存し、そのうちロシアの女帝エカチェリーナ2世が愛蔵した作品と、シャルダンが亡くなるまで手元に残した作品が出品されます。
食前に捧げる感謝の祈り(ベネディシテ)の途中で言葉に詰まってしまった幼い子、それを見守る母と姉の視線が交わされる瞬間を描いた《食前の祈り》のように、本展は、日常生活のなかの静寂あふれる描写が評価されたシャルダンの秀作を纏まった形で鑑賞する極めて贅沢で稀有な機会となるでしょう。

【ピエール・ローザンベール】
1936年生まれ。ルーヴル美術館名誉館長。シャルダン没後200年、生誕300年を記念する国際巡回展を組織した17、18世紀フランス美術研究の第一人者。

(公式サイトより)

[ アート 近代美術 東京・日本橋 ]
三菱一号館美術館
日程終了
エリア 東京・日本橋
住所 千代田区丸の内2-6-2 [ 地図を表示
アクセス 千代田線「二重橋前駅」1番出口から徒歩3分
電話番号 03-5777-8600
会場ホームページ http://mimt.jp/
日程 2012年9月8日~2013年1月6日

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