ザ・フューチャー
猫のパウパウをシェルターから引き取るまでの期限は30日。35歳のカップル、ソフィーとジェイソンはこの時間を「未来」への準備(猶予)期間とすることを決意する。まずは仕事を辞め、インターネットを解約。それからソフィーは30日で30ダンスの創作、ジェイソンは環境保護活動に勤しむ。しかし、何が変わるのだろう…? 年をとることへの漠然とした不安、死の意識もある日突然現れる。アーティスト、作家としても才能溢れ、いまもチャーミングなミランダ・ジュライも悩みに悩む、がそれを知ってなんだか心強くなる。自身の映画の2作目というより、展示『廊下』の次作品と位置づけているそう。いろんな数字がキーワードだ。


わたし35歳。彼とは同棲4年目。
心地良くてそれなりに幸せな生活に訪れた小さな小さな変化。それはケガをした猫“パウパウ”との出会だった。導かれるようにソフィーとジェイソンの生活はゆるやかに変わってゆく。
パウパウを迎えるまでの30日間、先延ばしにしてきた行動を起こすべく、ふたりは仕事を辞め、インターネットを解約する。ソフィーは<30日で30ダンス>を創ることを決め、ジェイソンは<地球を守る>と木を売り歩く。新しい人生のスタート!
しかし、すぐにソフィーは気がつく。
妊娠し母になろうとしている友人たち、時代の先端をゆく同僚、そして柔軟にいまの生活を楽しんでいるジェイソン、みんなに比べて、わたしは何もできずに立ち止まったままだった。漠然とした焦燥感がぬぐえない毎日。そんな時に出会った、もうひとりの彼。彼といると何も成し遂げなくていいように思え、心が軽くなった。そして、わたしは部屋を出た。
パウパウが話しかけてくる。真夜中の月も何か言いたそうだ。わたしの大好きなTシャツも心配そうにモゾモゾと動いている。そう、わたしはまだ人生の準備期間中なのかもしれない。でも、いま一歩を踏み出さなければいけない。<これから>を見つけるために。
——ひとりの女性の感情の波を映しだした”愛のような物語”
監督・脚本: ミランダ・ジュライ
キャスト: ハミッシュ・リンクレイター、ミランダ・ジュライほか
上映時間: 91分
2013年1月19日よりシアターイメージフォーラムにてロードショー
シアター・イメージフォーラム日程終了
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エリア | 渋谷 |
住所 | 東京都渋谷区渋谷2-10-2 |
アクセス | 「渋谷駅」東口から宮益坂を上り、青山通りへ。50m程先の横断歩道を渡り、薬局とコーヒー店の間を入りすぐ。 |
電話番号 | 03-5766-0114 |
会場ホームページ | http://www.imageforum.co.jp/theatre/ |
日程 | 2013年1月19日~2013年3月8日 |
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