桐島、部活やめるってよ
バレーボール部のエース、桐島をめぐる噂からストーリーが始まる。しかし当の人物は出てこない。なのに桐島を中心にすべては展開する。そんな不思議な作風の朝井リョウの同名小説を吉田大八監督が大胆に再構築、まったく新しい「学園映画」を生み出した。生徒の誰もが常に主役であり、当然周囲はそのつど脇役となる。もちろんその逆も起きている。吉田監督はアングルを替えて“ひとつの事象”を繰り返し再現、プリズムのように光を反射させ、退屈にみえる「高校生活」があたかも細胞分裂を繰り返す生き物のように生命を与えられていく。神木隆之介はじめ宝石の原石のようなポテンシャルを秘めたキャスト陣も魅力的。


全員、桐島に振り回される・・・
ありふれた時間が校舎に流れる、「金曜日」の放課後。学校内の誰もが認める“スター”桐島が、部活を辞めるというニュースが校内を駆け巡った。桐島の親友・宏樹や、彼女さえも連絡がとれずその理由を知らされぬまま、あらゆる部活、クラスの人間関係に波紋が広がっていく。時間軸と視点を変えて同じシーンを何度も繰り返して進んでいくストーリーは、桐島不在のまま展開。「桐島って誰?」「桐島ってどんな人?」と観客までを巻き込み、登場人物さながら、観客もまた、最後まで桐島に振り回されていく。
天才・神木隆之介はもちろん、高校生キャストが全員耀く見事なアンサンブル
キャストは、コミカルな間合いさえ自然にものにする天才俳優・神木隆之介が映画部・前田役で主演。宏樹には映画初出演の東出昌大。前田が憧れるヒロインかすみには、今映画界が最も注目する女優・橋本愛。宏樹に切ない想いを寄せる吹奏楽部の沢島に大後寿々花。ほかにも600人を超えるオーディションから選抜されたフレッシュな才能が全員輝きを放ち、閉塞された世界で生きる若者達の息づかいがリアルに体現されています。
原作:朝井リョウ(第22 回小説すばる新人賞受賞)
監督:吉田大八
脚本:喜安浩平、吉田大八
出演:神木隆之介、橋本愛、大後寿々花ほか
主題歌:「陽はまた昇る」高橋優
企画・製作:日本テレビ放送網
配給:ショウゲート
8/11(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
新宿バルト9日程終了
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エリア | 新宿 |
住所 | 東京都新宿区新宿3-1-26 新宿3丁目イーストビル9~14階 |
アクセス | 東京メトロ丸の内線「新宿三丁目駅」C4出口よりすぐ |
電話番号 | 03-5369-4955 |
会場ホームページ | http://wald9.com/ |
日程 | 2012年8月11日~2012年9月13日 |
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