Event Card

名和晃平:シンセシス

イベント概要
PixCell-Elk#2 (2009)
Work created with the support of the Fondation d'entreprise Hermès
Photo: Seiji Toyonaga

「Cell」という概念をもとに、先鋭的な彫刻・空間表現を展開する名和晃平(1975年生まれ)の個展を開催します。
名和はビーズやプリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど流動的な素材・メディアを情報社会における感覚や思考のメタファーとして扱い、デジタルとアナログの間を揺れ動く身体と知覚、感性のリアリティを表現しています。本展では、国内外での多数の受賞・発表をふまえ、パラレルに姿を変える名和作品の根幹を各カテゴリーの方向性や相互の関係から探り、そこにかいま見える今後の姿を追求します。 BEADS / PRISM / LIQUID / GLUE / SCUM / DRAWINGなどのカテゴリーに新たな展開を加え、音楽やファッション、プロダクトデザイン領域とのコラボレーション、パブリックアート、プロジェクトチームによる制作などを通して、国際的に活躍する作品世界の魅力が紹介されます。また、手法そのものの開発からスタートする表現スタイルなど、名和作品の多義的な創作のありかたを探ることによって、そのすぐれた造形性、表現の拡がりや可能性を呈示します。
名和は「映像の細胞PixCell=Pixel(画素)+Cell(細胞・器)」という概念を通して、感性と物質の交流の中から生じてくるイメージを追求しています。彼は自らを「彫刻家」としながらも、私たちが、感性と物質を繋ぐインターフェイスである「表皮」の質を通して対象をリアルに感知・認識していることに注目し、その表現領域をさらに拡げつつあります。本展は、その卓越した表現力の源とは何か、そして次世代の創作のあり方について考える貴重な機会となるでしょう。

[ アート 現代美術 木場・清澄・両国 ]
東京都現代美術館
日程終了
企画展示室地下2階・アトリウム
エリア 木場・清澄・両国
住所 東京都江東区三好4-1-1 [ 地図を表示
アクセス 地下鉄東西線「木場駅」より徒歩15分
電話番号 03-5245-4111
会場ホームページ http://www.mot-art-museum.jp/
日程 2011年6月11日~2011年8月28日
時間 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(7月18日、8月15・22日は開館/7月19日は休館)

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