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いのちの子ども

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ガザ地区からテルアビブ郊外の病院に搬送された赤ちゃんを救うため、1人のイスラエル人ジャーナリストが奔走。赤ちゃんの母親とアラブ語で語り合うが、「エルサレムは私たちパレスチナ人の聖地。息子を殉教者に」という言葉に憤り、葛藤する姿も映し出される。この人こそがシュロミー・エルダール監督だ。民族と民族ではなく、人間と人間がぶつかり合い、差異を乗り越えていく過程に灯る希望の光。1つの命を救うために人々が走る背後では、子供たちの命が一瞬で奪われるテロのニュースが流れる。それでもあきらめずに「命は尊い」と言い続け、いつか訪れる平和な未来を信じるしかない。

By まる July 14, 2011

イベント概要

封鎖されたパレスチナ自治区ガザ地区で、20年以上取材を続けてきたイスラエルのテレビ記者エルダールは、イスラエルとパレスチナをつなぐ唯一の架け橋であるテル・アビブ郊外の病院に勤務するイスラエル人医師ソメフから、パレスチナ人で骨髄移植が必要な赤ん坊ムハンマドを救うために協力してほしいと依頼される。生まれつき免疫不全症という難病に罹ったムハンマドは、このままだと一歳になる前に死んでしまうという。エルダールは手術に必要な55,000ドルのために、テレビで寄付を呼び掛けた。ムハンマドの母親ラーイダは「イスラエルのプロパガンダよ」と、当初は寄付を募る事自体に反対したが、結果は匿名を条件に全額を寄付するという人物が現れる。

ムハンマドの家族が手術のために骨髄検査をするが、誰も適合しない。次に従兄たちの検査をする事になったが、25人もの従兄たちを封鎖されたガザからイスラエルに連れてくる事は不可能なので、エルダールの人脈を使って採血したサンプルだけを持ち込む事にする。検査の結果、従姉の一人が適合することが判明するが、ちょうどその時ガザで再び大規模な爆破事件が勃発し、移植手術のために検問所まで来ていた従姉は、直前でイスラエルに入れなくなってしまう。3日後、従姉は何とか検問所を通過し、手術はひとまず成功をおさめる。あとは新しい骨髄が受け入れられるのを待つだけだが、その後の4ヵ月間、ラーイダは弱った息子を懸命に看病し続けた。

エルダールはラーイダと色々な事について話し合った。そして話がエルサレムに及んだ時、二人はお互いに「エルサレムは自分たちのものだ」と譲らず、ラーイダは「エルサレムに行くのが夢だ」と語る。さらに「私たちは死を恐れない。誰もがエルサレムのためなら命を捧げられる。ムハンマドが殉教者になってもいい」と続けた。「何のためにムハンマドの命を必死に救おうとしているのか?」。エルダールは彼女の言葉に失望し、動揺する・・・。

[ 映画 ドキュメンタリー 有楽町・日比谷 ]
ヒューマントラストシネマ有楽町
日程終了
エリア 有楽町・日比谷
住所 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ4F [ 地図を表示
アクセス JR山手線「有楽町駅」中央口より徒歩1分。東京メトロ有楽町線「有楽町駅」D7-b出口より徒歩1分。地下鉄銀座線・日比谷線・丸の内線「銀座駅」C-9出口より徒歩2分。
電話番号 03-3283-9660
会場ホームページ http://www.ttcg.jp/human_yurakucho/
日程 2011年7月16日~2011年8月12日

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