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サラエボ, 希望の街角

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キャビンアテンダントのルナは、空港勤務の恋人アマルと2人暮らし。子供を望むが、なかなか授からない。遠隔地にあるイスラム教徒のコミューンでアマルが働き始め、2人の関係が変化する……。長編第1作『サラエボの花』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した、ヤスミラ・ジュバニッチ監督の2作目。10代で紛争を経験した彼女は、映画監督という証言者として、この街の女性たちを追い続ける。家族や家を失った傷は簡単には癒えないが、自分らしい生き方を希求する人々を見つめる眼差しが優しい。原題『Na Putu』(=道の途上)から監督の思いが伝わる。

By まる February 14, 2011

イベント概要
(C) 2009 Deblokada / coop99 / Pola Pandora / Produkcija Živa/ ZDF-Das kleine Fernsehspiel / ARTE

ボスニア紛争から15年。
戦火の記憶が残るなか、明日を信じて生きるルナの物語。

ルナは航空機のキャビン・アテンダント、友人も多く、充実した毎日を送るサラエボっ子。彼女は、恋人アマルと結婚を前提に交際していた。ふたりはサラエボのアパートメントで一緒に暮している。
空港の管制室に勤めるアマルとは心から愛し合っているが、彼が時折アルコールにおぼれ、夜遊びではめを外しすぎることが気がかりだった。イスラム教徒の二人はかつての紛争で、苦しみを味わった。ルナは目の前で両親を殺され、アマルは過酷な戦場を経験し、弟を失った。ふたりとも戦争のむごい記憶をいまだに拭いさることが出来ない。

ある日、アマルは勤務中に酒を飲んでいることが発覚し、停職処分と禁酒セラピーを受けることを言い渡される。ところが、アマルはセラピーを拒んでしまう。ショックを受けたルナは、一方で担当医から妊娠の可能性が低いことも告げられ、さらに悩みを抱える。

アマルはかつての戦友バフリヤと出会い、子供向けのパソコン教室の先生の仕事を世話される。その場所はサラエボから遠くはなれた、ヤブラニッツァ湖にあるコミューンだという。悪い予感がしたルナは反対するが、アマルは数日で帰ってくると言い残し、アパートメントを出て行ってしまった。

一時は音信不通になったアマルを探しに、ルナは現地に出かけてゆく。そこは宗教に傾倒した人々のコミューンだった。サラエボに戻ったものの、アマルは急速に信仰にのめりこんでゆく。リベラルな環境で育ったルナとアマルの溝は深まり、ルナは悩み苦しむ。そのとき、ルナは待ちに待った妊娠を告げられた。その彼女が最後に下した大きな決断とは・・・・・・。

監督・脚本:ヤスミラ・ジュバニッチ
出演:ズリンカ・ツヴィテシッチ、レオン・ルチェフ、ミリャナ・カラノヴィッチほか
2010年/ボスニア・ヘルツェゴビナ=オーストリア=ドイツ=クロアチア合作
ボスニア語・クロアチア語・セルビア語
35ミリ/カラー/1時間44分/ ドルビーSRD/シネスコ/R15+
字幕翻訳:古田由紀子
字幕監修:柴宜弘
提供:ツイン、ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム、ツイン

===サラエボ生まれのシンガー・ソングライター 
   ヤドランカさんによるミニトークを開催!===
日時:2月22日(火)、3月8日(火)・15日(火)
   14:30の回上映終了後、16:30から30分間程度
*映画をご覧になった方とこれからご覧になる方が対象
(当日、チケットの半券をご提示ください)

[ 映画 ドラマ 神田・御茶の水・秋葉原 ]
岩波ホール
日程終了
エリア 神田・御茶の水・秋葉原
住所 東京都千代田区神田神保町2-1 岩波ビル10F
アクセス 地下鉄「神保町駅」A6出口
電話番号 03-3262-5252
会場ホームページ http://www.iwanami-hall.com/
日程 2011年2月19日~2011年4月15日

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