ARICA 第19回新作公演:house=woman 家=女
新宿・歌舞伎町のど真ん中にある地下廃墟空間で、ARICA<アリカ>待望の新作公演がいよいよ始まる。タイトルは『house=woman 家=女』。権力に背いて兄を埋葬しようとする古典ギリシア悲劇『アンティゴネー』に想を得た、たったひとりの女による1時間程度のマジカルなパフォーマンス。時代錯誤か? いや、これは来るべき未来への啓示であろうか?


人間の掟には背いてやる
この世の人々よりもあの世の人々に気に入ってもらえればそれでいい
あの世の人生の方が長いずっと
これからは永遠にあの世で横たわっているずっと
世界に名だたる喧噪の街、新宿歌舞伎町の真ん中に、周囲の猥雑な熱気から少し身を引くようにたたずむ蔦の絡まる古いビルがある。そして、その地下室には、あの女がいる。法に逆らい兄を埋葬するという、神への義務と情愛の倫理によって、法=国家を超えようとした女、それゆえに牢屋で首を吊った女、その死は連鎖して法を発した国家の王は、妻と息子を失うことになった。《アンティゴネー》。共同体の内からそれを打ち破ろうとした幼児のような頑な女の魂は亡霊となって今、歌舞伎町の古びたビルの地下室に、潜んでいる。崩れかけた部屋の物陰から声が聞こえる。そこにはもうひとりの女《house-woman》。そのビルに棲み、その家に拘束された女はここで、来るべきアンティゴネーの魂を召喚する。
演出・美術:藤田康城
テクスト・コンセプト:倉石信乃
出演:安藤朋子
音楽・演奏:猿山修、高橋永二郎
公演日:10 /28(木)・29(金)・30 (土)・31 (日)、11 /3(水・祝)・4(木)・5(金)・6 (土)・7 (日)・11 (木)・12 (金)・13 (土)・14 (日)<全13 回公演>
※会場には、暖房・トイレの設備がありませんので、ご了承ください。
※演出の都合上、開演後入場ができません。ご注意ください。
主催・協賛・後援等
主催:ARICA
助成:芸術文化振興基金/公益財団法人セゾン文化財団
協力:A to Z
A to Z日程終了
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エリア | 新宿 |
住所 | 新宿区歌舞伎町2-38-5 岡野ビル地下 |
アクセス | JR新宿・大久保・新大久保駅から徒歩9分、西武新宿駅から徒歩3分 |
日程 | 2010年10月28日~2010年11月14日 |
時間 | 月~土19:30、日祝のみ17:30 |
料金 | 前売¥3,000、当日¥3,500、学生¥2,000 |
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