JOYCE with special guest CELSO FONSECA
ジョイス・ウィズ・スペシャル・ゲスト・セルソ・フォンセカ
この夏一番のブラジルのポップス(MPB)といえばこれ! 素晴らしいシンガーソングライター(SSW)が2人揃って来日だ。毎年この季節に来てくれるMPB最高峰のベテラン女性アーティスト、生粋のカリオカ(リオデジャネイロ生まれ)であるジョイスはすっかり日本でもお馴染みの存在。ゲストで登場するセルソ・フォンセカは、1956年リオ生まれのSSW、ギタリスト、プロデューサーで現在のボサノバ・シーンの代表格。ジョイスはピアノ、ベース、ドラムスからなるバンドを率いて、定番曲から最新曲まで聞かせてくれる。豊かに香る音楽をじっくり味わいたい。


熱烈なブラジル音楽フリークはもちろん、最近、その魅力を知ったファンにも絶対に見逃すことのできないセッションが開催される。“ボサ・ノヴァ第二世代を代表するシンガー・ソングライター”ジョイスと、“ブラジル最先端のサウンド・クリエイター”セルソ・フォンセカの共演だ。ジョイスは’68年にアルバム・デビュー。その音楽性はミルトン・ナシメントやエリス・レジーナ等、多くの才人を魅了し、クラブ・ミュージック・シーン界でも大人気。セルソはジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローゾとの共演を経てソロ活動を開始、シンガー・ソングライター、ギタリスト、プロデューサーとして話題を集めている。ブラジル音楽の限りない魅力が広がる、最高のライヴになることだろう。
ジョイスはブラジルのリオ・デ・ジャネイロ生まれ。1967年、リオの国際歌謡祭でデビュー。’68年に初リーダー作『Joyce』を、翌’69年に第2作『Encontro Marcado』を発表後、’70年代前半に結婚すると5年間舞台を離れるが、’70年代中盤から第一線に復帰。アルゼンチン、ウルグアイ、ヨーロッパをツアーする精力的な演奏活動を行なった。’79年に、ブラジルの名歌手エリス・レジーナが、ジョイスの書いた〈或る女〉を歌いヒットしたことで、ソングライターとしても脚光を浴びる。’80年代には、アントニオ・カルロス・ジョビンのヒット・ソング集や、ヴィニシウス・ヂ・モラエス作品集などの意欲的作品を発表。90年代に入るとアメリカのフュージョン・レーベル、ヴァーヴ・フォアキャストから『ミュージック・インサイド』や『ランゲージ・アンド・ラヴ』などのジャズ・フュージョン・タイプのアルバムをリリース。さらに、5ヵ国語に堪能な異才で、ヨーロッパ諸国にも鮮やかな足跡を刻み、’94年に音楽生活25周年。記念作品『友と再び』には、ガル・コスタ、ジルベルト・ジル、ワンダ・サーらの郷友が参加。これで波に乗ると、カルロス・ジョビンに捧げた『イーリャ・ブラジル』を96年に発表。続く’98年の『宇宙飛行士』では、ドリ・カイミのほかジョー・ロヴァーノやマルグリュー・ミラーら実力派ジャズ・ミュージシャンをバックにエリス・レジーナゆかりの佳曲を取り上げ、オーセンティックな新生面も開拓。また、’91年にブルーノート東京に初出演して以来、自身の音楽を打ち出す一方、母国のスターを紹介するナヴィゲイターとしても尽力。そこで’03年になると郷友たちとコラボレイトした『ボッサ・デュエッツ』をリリース。その間、長女クララ・モレーノと次女アナ・マルティンスの押し出しにも熱を上げた。’05年は、ドリ・カイミと初めて本格的に向き合ったフル・アルバム『リオ-バイーア』もリリースし、翌’06年9月には、祖国の大先輩ホベルト・メネスカルと当店で公演。’07年は、ドラマーでパートナーのトゥチ・モレーノとの30年に及ぶ蜜月を、記念作品の『サンバ・ジャズ&オウトロス・ボッサ』で祝った。最新作は、ドイツでビッグ・バンドと共演した『セレブレイティング・ジョビン』(オーマガトキ)、『Slow Music』(Biscoito Fino/海外盤)、ジョアン・ドナートとの『アクエリアス』(おもちゃ工房)。来日するのは、’09年99月の当店公演以来10ヵ月ぶり。
ギターとヴォーカル、作編曲とプロデュースなど多岐に活躍するセルソ・フォンセカは、1956年11月15日、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ生まれ。母国の名匠バーデン・パウエルを聴いて12歳からギターを弾き始める。19歳でプロの世界に飛び込むと、やがてジルベルト・ジルに認められバンド・メンバーに。それを足掛かりに音楽界の中央へ突き進み、ガル・ゴスタ、ミルトン・ナシメント、カエターノ・ヴェローゾらMPBの人気者と世界の舞台で共演。’88年にミルトンのバンドで初来日した。’93年に初アルバム『O Som Do Sim』を発表後、詩人ホナウド・バストスとコンビを組み、『Sorte』『Paradiso』『Juventude/Slow Motion Bossa Nova』の3部作を完成。その間にガル・コスタ、ヴェロニカ・サビーノ、アドリアーナ・マシエールらのアルバムをプロデュース&アレンジ。ツアーをサポートしたジルベルト・ジルのライヴ・アルバム『Quanta Live』が、’98年のグラミーに輝くなど文武両道のキャリアを積み上げてきた。03年のアルバム『Natural』を機にソロ活動にも熱を上げ、サウンド・クリエイターとしての本領を遺憾なく発揮。’04年は日本期待の新星Chieのほか、パウラ・モレレンバウムの作品をプロデュース。同年夏にChieとのツアーのため16年ぶり2度目の来日。アルバム・リリースでは、洗練されたリゾート感覚あふれる『リヴ・ゴーシュ・リオ』などで、スタイリッシュなコンセプトに磨きをかけてきた。昨年は同郷の先輩マルコス・ヴァーリとコラボレイトした『パジナ・セントラウ』(Pヴァイン)も発表。持ち前の多彩な表現に一層の深みを添えている。最新作は、リオで行われた弾き語りソロ・コンサートのライヴ『Voz Violao』(Universal)で、CDとDVDが同時リリース。ブルーノート東京に出演するのは、’06年7月以来待望4年ぶり。
member
Joyce(vo,g)
ジョイス(ヴォーカル、ギター)
Celso Fonseca(g,vo)
セルソ・フォンセカ(ギター、ヴォーカル)
Helio Alves(p)
エリオ・アルヴェス(ピアノ)
Jorge Helder(b)
ジョルジ・エルデル(ベース)
Tutti Moreno(ds)
トゥチ・モレーノ(ドラムス)
主催・協賛・後援等
後援:駐日ブラジル大使館
ブルーノート東京日程終了
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エリア | 青山・原宿・千駄ヶ谷 |
住所 | 東京都港区南青山6-3-16 ライカビル [ 地図を表示 ] |
アクセス | 地下鉄「表参道駅」より徒歩8分 |
電話番号 | 03-5485-0088 |
会場ホームページ | http://www.bluenote.co.jp |
日程 | 2010年7月28日~2010年8月1日 |
時間 | 7.28wed.-7.30fri. [1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m. [2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m. 7.31sat.-8.1sun. [1st] Open5:00p.m. Start6:00p.m. [2nd] Open8:00p.m. Start8:45p.m. |
料金 | 8400円 |
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