モリエール 恋こそ喜劇
1644年のパリ。駆け出しの劇作家で役者でもある22歳の若きモリエールは、主宰する貧乏劇団の借金を返済するため、金持ち商人ジュルダンの屋敷で演劇の家庭教師として働き始める……。コメディ・フランセーズの礎となった喜劇王。その空白の数ヶ月間を、後の作品から想像してみたフィクション。芝居で若い貴婦人の気を引こうと躍起になるジュルダン、不倫の恋に溺れるモリエールとマダム、金目当ての政略結婚を目論む貧乏貴族ドラント伯爵。コントのようにベタに笑えるシーンも多々あり、それぞれの思惑が交錯する人情喜劇の中に人生のエッセンスが散りばめられている。


1680年に結成された、フランスを代表する国立劇団「コメディ・フランセーズ」。その祖となったのが、他ならぬモリエールその人である。コメディ、喜劇を作り出した元祖であり、今でもフランスは元より世界で’’演劇の神様’’として不動の存在である。
1644年、パリ。22歳のジャン=バティスト・ポクラン――のちにモリエールとして知られることになる彼は、駆け出しの劇作家であり劇団を率いた役者だった。劇団の借金がふくれあがり、債権者から訴えられて投獄されたモリエールは、潰れそうな劇団を救うためにお金持ちの商人ムッシュ・ジュルダンの家に家庭教師として雇われることになる。
そこで彼が見たものは、貴族になりたいがために剣や乗馬の練習をし、貴婦人セリーヌに恋文を送ろうと必死になっているムッシュ・ジュルダンと、そんな夫にうんざりしている気丈なマダム・ジュルダンの家族だった。
モリエールは家庭教師としてムッシュ・ジュルダンに演技指導や恋文の書き方を教える役目を得る。そして彼は、予想もできない冒険や出来事に巻き込まれるのであった…。
監督:ローラン・ティラール
出演:ロマン・デュリス、リュディヴィーヌ・サニエ、ファブリス・ルキーニ、ラウラ・モランテ、エドゥアール・ベール
2007年/フランス/120分
配給:セテラ・インターナショナル
ル・シネマ日程終了
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エリア | 渋谷 |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6F [ 地図を表示 ] |
アクセス | 「渋谷駅」ハチ公口からスクランブル交差点を渡り、「109」のほうへ進む。二手に分かれた道の右、文化村通りを進み突き当たり「東急百貨店本店」へ。左へ回り、すぐ右手。徒歩7分。 |
電話番号 | 03-3477-9264 |
会場ホームページ | http://www.bunkamura.co.jp/cinema/ |
日程 | 2010年3月6日~2010年4月16日 |
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