マーカス・コーツ
大和日英基金アートプライズ受賞記念展

コーツの映像作品、インスタレーション、パフォーマンスは、人間と動物に共有された認識やその双方の文化の進化論に関する考察をテーマにしています。鹿など動物の毛皮をかぶった呪術的な儀式のパフォーマンスを通して、人間界を超越した世界とのコミュニケーションを図ります。
コーツは自身のパフォーマンスを記録した映像作品などを通して「別の何者かに変身することで人間である自分の境界を押し拡げ、その可能性を探る」(テート・トリエンナーレ2009カタログ "ALTERMODERN" curated by Nicolas Bourriaud より)と語っています。
本展は、今年6月に大和日英基金アートプライズを受賞した映像作家、マーカス・コーツによる日本で初めての個展です。
今回の個展では、Dawn Chorus(夜明けのさえずり)と Intelligent Design (インテリジェントデザイン)を出展します。「夜明けのさえずり」(2006)はコーツの代表作で、鳥の声を解析しその音符を人が再現することによって、人が恰も鳥が囀るように喋るという不思議な映像を、マルチチャンネル・ビデオインスタレーションで展示します。また「インテリジェントデザイン」は、2008年にガラパゴス 諸島にて制作されました。2億5千万年間も存在する最も古い種のひとつであるゾウガメが成功に至らない交尾に立ち向かうという含みのある映像作品です。
本アートプライズ審査委員長を務めたジョナサン・ワトキンス(アイコン・ギャラリー館長)は「コーツは類いまれな視点をもつアーティストに成長しました。現在の彼の作品は、過去のどれにも勝り、素晴らしい」と評しています。
また、大和日英基金事務局長、マリー・コンティヘルム教授は、「エネルギーを感じるコーツの個展は、大和日英基金アートプライズの趣旨、英国アーティストに日本への扉を開くということを実現してくれています」と述べています。
主催:小山登美夫ギャラリー、大和日英基金
協力:大和証券グループ本社、財団法人東京都歴史文化財団、トーキョーワンダーサイト、森美術館
小山登美夫ギャラリー日程終了
|
|
---|---|
エリア | 木場・清澄・両国 |
住所 | 東京都江東区清澄1-3-2-7F |
アクセス | 東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出口より徒歩7分 |
電話番号 | 03-3642-4090 |
会場ホームページ | http://www.tomiokoyamagallery.com/ |
日程 | 2009年11月7日~2009年11月21日 |
時間 | 12:00〜19:00 |
休館日 | 日・月曜日 及び 祝日 |
読者コメント(0)
コメントを書く
※コメントを書くには、MyPageユーザー登録が必要です。また、ニックネーム未登録のMyPageユーザーはマイページ設定からご登録下さい。
RT寄稿家コメント(0)
コメントを書く ※RT寄稿家のみコメントできます。