野村仁:変化する相―時・場・身体

野村仁(のむら・ひとし)は、1945(昭和20)年、兵庫県に生まれた現代美術家です。
野村は、1960年代末から、いち早く写真を使った美術表現に取り組み、巨大なダンボール箱やドライアイスなどの固体物がゆっくりと形を変え、その様相を変化させていくさまを写真で記録し、「重力」や「時間」を眼に見えるかたちで示す作品で注目を集めました。
野村は、そうした物の変化を観察するなかで、「物が今ここに在るとはいかなることか」や、「物や時間によって成り立っているこの世界とは何なのか」に関心を持ち、やがて、その眼差しの対象を、地上の現象から、空や宇宙、DNAへと広げ、深めていきました。
太陽や月の運行の軌跡が美しい形を創り出すことを発見し、いま地球に届いている銀河の光が実は化石になった植物が生きていた時代に生まれたものであることの不思議さなどに魅了された野村は、それを写真だけでなく、映像や音、さまざまな媒体を使って表現してきました。その意味で、野村はマルチメディア・アーティストの先駆けでもあります。
今回の展覧会は、そうした野村仁の40年近くにおよぶ活動を振り返る、東京では初めての大規模な回顧展です。
出品内容
写真、立体、平面、インスタレーション、映像、その他(本・譜面・CDなど)計 約130点
お問い合せ
ハローダイヤル
TEL: 03-5777-8600
国立新美術館日程終了
|
|
---|---|
エリア | 六本木・麻布 |
住所 | 東京都港区六本木7-22-2 |
アクセス | 東京メトロ千代田線乃木坂駅6出口 東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩5分 都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩4分 |
電話番号 | 03-5777-8600 |
会場ホームページ | http://www.nact.jp/ |
日程 | 2009年5月27日~2009年7月27日 |
時間 | 10:00から18:00まで ※金曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで |
料金 | 1,000円(一般)、500円(大学生) |
休館日 | 毎週火曜 |
読者コメント(0)
コメントを書く
※コメントを書くには、MyPageユーザー登録が必要です。また、ニックネーム未登録のMyPageユーザーはマイページ設定からご登録下さい。
RT寄稿家コメント(0)
コメントを書く ※RT寄稿家のみコメントできます。