イベント概要

既成のジャンルや従来の概念にとらわれない表現で世界的に高い評価を得るニッポンのクリエイティブ・シーン。なかでも、パフォーマンスは各界から熱い視線が注がれています。そんなパフォーマンスの作品群の中から、ポップでクールな注目作品を一挙集積。そのアーキテクチャ（「構造」「設計思想」）を通じて、2010年代のトウキョウ・クリエイティブを紐解こうというのが今回の試みです。

ダンス、演劇、映像、アート。実力派から注目の気鋭。そしてアカデミーからストリートにいたるまで。通常では決してあり得ない、多方面に及ぶ挑発的なラインナップは必見です。

ハイブリッドに進化する、新時代のカルチャーがここに。面白く、先端を行くモノが見たい。―そんな欲求にお応えします。なお、フライヤーなど印刷物のデザインは植原亮輔氏が手がけます。

◆12月19日(土)、20日(日)
ロマンチカスペシャル公演 横町慶子 SOLO ACT VOL.01「かわうそ」
主演・振付：横町慶子 音楽監督：菊地成孔　声の出演：田口トモロヲ　作・演出：林巻子　

国内外の音楽フェスやイベント、映画、PVなどで活躍。スタイリッシュでモンド感覚溢れるガーリィ・ショウを展開してきたロマンチカの東京では3年ぶりとなる公演。本作は、カットバックやボイスオーバーなど、映像的手法を多用した演劇×ダンス・パフォーマンスという新たな試み。物語はフーガ（遁走曲）のように何度も繰り返しながら漸進し、その度に同じモチーフが少しずつ変化。そのため過去と現在、現実と想像の区別が曖昧になり、「記憶」と「存在」について幾通りも解釈可能なままストーリーは開かれて終わる…眩惑のニューロティック・フーガ！！音楽監督に菊地成孔、声の出演に田口トモロヲを迎えてお送りします。

◆12月22日(火)、23日(水・祝)
パフォーマンスライヴ
出演：黒田育世、はむつんサーブ、生西康典、contact Gonzo、トーチカ、柴幸男、Open Reel Ensemble、山崎広太

マドンナのPV出演やワールドツアーへの参加など世界的に活躍するダンスユニットはむつんサーブ、数々の賞を受賞し金森穣率いるNoismへの振付提供や古川日出男との共作などでも大注目の振付家・ダンサー黒田育世、ライブ映像やPVはじめ、田名網敬一や大竹伸朗などの映像作品、音と映像のインスタレーション作品も手掛けるアートディレクター生西康典、『トップランナー』(NHK)のオープニング映像などで話題のクリエイティブ
・ユニットのトーチカなど、今年も独自の感性と自由な発想で新生面を切り開く、ぜひチェックしたいアーティストたちをセレクト。必見です！