マン・オン・ワイヤー
かつてワールド・トレード・センターのツインタワーの間を綱渡りした男がいた。これは1974年に実際にあった話。ツインタワー建設のニュースを知ったフランスの大道芸人フィリップ・プティは工事中の現地への偵察を何度も重ね、地上411メートルの空中散歩への道を探ってゆくが…。実現に至るまでの紆余曲折、そして2つのタワーの間を行き来した45分間が彼と彼の周囲の人々にもたらした変化の大きさが、人生には淡々と過ごしている時間とは全く違う種類の濃厚で代わりの効かない時間が流れ得ることを教えてくれる。お金でも権力でもない、身体ひとつで都会の空に一歩を踏み出すプティの姿は危うく、そして美しい。


空に、近づきたかった。
夢に、近づきたかった。
1974年、ニューヨークのワールドトレードセンター。
人生を賭けた綱渡り。美しき自由の伝説。
スクリーンによみがえった「史上、最も美しい犯罪芸術」
1974年8月7日、フランスの若き大道芸人フィリップ・プティが、当時世界一高いビルであったニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーに鋼鉄のワイヤー(綱)を渡して、 その上を綱渡りで歩いた。
高さ411m、地上110階という巨大な2つの建物の間にワイヤーを渡して、その上を歩いたのだ。 命綱はない。これに気づいた警官が止めさせようと駆けつけたが、プティはそのまま45分もの間、ワイヤーの上で優雅に踊ったり、寝そべったりしてみせた。 その後、自ら逮捕され刑務所に入れられたが、最終的に釈放された。
許可なく綱渡りをするという違法な行為でありながら、プティのまるで夢を見たかのような綱渡りを見た当時の人々は、この事件を「今世紀最大の犯罪芸術」と呼んだのだった。
2008年イギリス・英語・カラー・95分
原題「MAN ON WIRE」
監督:ジェームズ・マーシュ(『キング罪の王』)
製作:ディスカバリー・フィルムズ、BBCほか
出演:フィリップ・プティ
テアトルタイムズスクエア日程終了
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エリア | 渋谷 |
住所 | 渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タカシマヤ タイムズスクエア 12F~14F |
アクセス | JR新宿南口より徒歩5分。百貨店タカシマヤ タイムズスクエア内。 |
電話番号 | 03-5790-8411 |
会場ホームページ | http://www.cinemabox.com/ |
日程 | 2009年6月13日~終了日未定 |
料金 | 一般¥1800 大学¥1500 高校¥1000 |
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