ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ

この展覧会は、アメリカ、ヨーロッパ、日本のアーティストによる、60年代から今日までのフィルムとヴィデオ作品約50点を集め、ご紹介するものです。
今日、どの現代美術展をのぞいても、映像作品を見かけないことはありません。しかし、この隆盛のよって来るところを知り、それらの作品を十全に理解するためには、実はそのスタート地点にあたる60-70年代の映像作品の理解を欠かすことはできないのです。この展覧会は、これらの作品をまとめて見る機会を、国内でほぼ初めて提供するものです。
さらにこの展覧会では、60-70年代の知る人ぞ知る名作と、60-70年代の可能性を今日に引き継ぐ現代の作品とが、ともに会場に並びます。ハイテクではなくローテクであること、大掛かりなスペクタクルではなくひそやかかつ過激であること、安易な結末を望むのではなく、いつまでも結末に行き着かない長い「プロセス」を重視すること、など、両者のあいだにいくつもの共通点が浮かび上がってくるでしょう。それはとりもなおさず、現在の作家たちが、60-70年代の映像作品のうちに、いまだ汲みつくされないたくさんの可能性を見ているということなのです。
現代美術が好きでもっと根っこから理解したい人。また、美術に限らずあの時代の文化を知り、その息吹に触れたい人。今日わたしたちを取り巻く膨大な映像の波におぼれないよう映像の文法をしっかり知りたい人、などなど。必見の展覧会です。たっぷり時間をとってお出かけください!
東京国立近代美術館日程終了
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エリア | その他23区内 |
住所 | 東京都千代田区北の丸公園3-1 |
アクセス | 地下鉄東西線「竹橋駅」(1b出口)より徒歩3分 |
電話番号 | 03-5777-8600 |
会場ホームページ | http://www.momat.go.jp/ |
日程 | 2009年3月31日~2009年6月7日 |
時間 | 10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) (入館は閉館30分前まで) |
料金 | 一般 850円/大学生 450円 |
休館日 | 月曜日(5月4日は開館)、5月7日(木) |
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