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コロッサル・ユース

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リスボンのアフリカ系移民集住区で暮らす労働者、ヴェントゥーラ。妻に見捨てられ、廃墟同然のスラム街から再開発が進む近代的なマンションへ強制移住させられた彼は、自分の居場所を見失い、途方に暮れる…。国際映画祭で高く評価されるポルトガルの俊英、ペドロ・コスタ監督が『ヴァンダの部屋』に続いて放つ最新作。薄暗くて人の顔もよく見えないスラムの闇と、ハレーションを起こしたかのように真っ白なマンション、主人公が往来する2つの世界の対比がおもしろい。絵画のような構図、ドラマとドキュメンタリーの際をなぞるストーリーも秀逸。

By まる May 20, 2008

イベント概要

「ヴァンダの部屋」に続いて放つペドロ・コスタ監督の衝撃作

鮮烈な日本公開となった「ヴァンダの部屋」から6年、ポルトガルの俊英が、再びヴァンダを登場させて彷徨える人々を描き出す。
2006年のカンヌ国際映画祭を始め、世界各地の映画祭で「ヴァンダの部屋」以上の驚きを与えた、ペドロ・コスタ監督の渾身の一篇である。

愛する妻よ、俺の手紙は着いたか?
お前の返事はまだ来ないが、そのうち届くだろう

古くからカヴォ・ヴェルデなどのアフリカ系移民が多く住むリスボンのファンタイーニャス地区。住民たちは開発に伴い建てられたばかりの近代的な集合住宅へと強制移住させられる。そんな移民の一人、妻に突然去られたヴェントゥーラ。荒廃した貧民窟と新しい集合住宅の間を行き来しつつ、自分の場所を見出そうとしていく、魂の彷徨の物語。

監督:ペドロ・コスタ
出演:ヴェントゥーラ ヴァンダ・ドゥアルテ ベアトリズ・ドゥアルテ イザベル・カルドーゾ グスターヴォ・スンプタ シラ・カルドーゾ アルベルト・バロス・”レント” アントニオ・セメド・”ニューロ” パウロ・ヌネス

2006年/ポルトガル、フランス、スイス
35mm/カラー/1:1.33/ドルビーSRD/155min
配給:シネマトリックス


『世界へのまなざし ペドロ・コスタDVD-BOX』(3枚組)
『コロッサル・ユース』公開を記念して、ペドロ・コスタ監督作品
『血』『溶岩の家』『骨』が収められたDVD3枚組BOXが4月26日より発売!
各巻に、日本未公開映像やインタビューが特典としてふんだんに盛り込まれています。
価格:¥15,120円(税込)
提供:シネマトリックス 
発売・販売:紀伊國屋書店

[ 映画 ドラマ 渋谷 ]
シアター・イメージフォーラム
日程終了
エリア 渋谷
住所 東京都渋谷区渋谷2-10-2 
アクセス 「渋谷駅」東口から宮益坂を上り、青山通りへ。50m程先の横断歩道を渡り、薬局とコーヒー店の間を入りすぐ。
電話番号 03-5766-0114
会場ホームページ http://www.imageforum.co.jp/theatre/
日程 2008年5月24日~終了日未定
時間 11:00/14:00/17:00/20:00
料金 当日一般1,800円・学生1,500円/シニア・会員1,000円

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