池田亮司:datamatics [ver.2.0] 完全版
3月1日から山口情報芸術センターで開催される新作インスタレーション個展が注目されるアーティストの、東京でのライブ公演が決定! 可聴領域外も含めたサウンドデザインなどで「ミニマル音響派の代表者」と語られることも多いが、もはやそうしたジャンルにも収まらない孤高の旅を、映像と音響によるライブで堪能したい。徹底してクールでありながら、その徹底ぶりに個人のものとは思えないほどの強固な意思も垣間見えるその世界。山口までは行けないかも……と迷っていた人にも朗報に違いないが、ライブを体験して「やっぱり個展にも行かねば!」となるか?


パルス、振動、サイン波、ホワイトノイズ・・・既成の音楽概念を大きく飛躍させ、かつ進化を止めない孤高の作曲家・池田亮司。1990年代半ばあたりから注目を集めだした「音響派」「ミュージック・エレクトロニクス」の数あまたの作曲家・音楽家、アーティストのなかでも、際だってユニークかつ世界的にも高い評価を獲得している池田亮司 Ryoji Ikeda、待望の新作ライブ公演。
パフォーマンス集団ダムタイプ/Dumb Typeの主要メンバーでもある池田は、国内外で精力的にコンサート及びインスタレーションを発表し続け、CD、DVD作品も多数。近作のCD群はカールステン・ニコライが主宰するraster noton labelから発売されている。またカールステン・ニコライとのコラボレーションCyclo.名義でも作品を発表し、話題を呼ぶ。
2001年10月14日に代表作「Formula [prototype]」を東京・恵比寿ガーデンホールにて行い、また同2001年の世界最大のメディアアートおよび電子芸術の国際コンテストである「アルス・エレクトロニカ」デジタル・ミュージック部門において、『matrix』でグランプリに当たる「GOLDEN NICA」賞を受賞。山口市の情報文化センターで、新作「C4I」をレジデンス制作・発表。2006年3月、最新作「datamatics [prototype]」をヨーロッパで初演。その後同年6月に久しぶりに東京・国際フォーラムCで行われた大規模なコンサートは、観客を文字通り釘付けにし、大きな反響を再び巻き起こした。
池田は自身のソロ活動やダムタイプの活動の他にも、コンテンポラリー・ダンスの旗手、金森穣作品のための楽曲提供や、昨年東京の森美術館で開催された「杉本博司」展覧会場内でのコラボレーションなど、ジャンルを跨いでさまざまなアーティストともクリエーションやコラボレーションを手掛けている。
池田はライブ公演を「音楽を人々に聴いてもらえる"場"」「自己の作品を発表する最も精緻で最適な装置」と捉え、。圧倒的な映像と、クオリティをとことん追求したハイ・ファイ音響システムでわたしたちを知覚の臨界点へと誘導する。
今回の東京/兵庫上演は、山口情報文化センターでの個展に続き、「他の誰とも似ていない」ワン・アンド・オンリーな Ryoji Ikeda ワールドの最新作 datamatics [ver.2.0] 完全版の全貌を体感する絶好の機会となる。
主催・協賛・後援等
主催:カンバセーション
協力:山口情報芸術センター (YCAM) realtokyo Headz/Fader Commmons ナディッフ
運営協力:サンライズプロモーション東京
企画制作:カンバセーション
恵比寿ザ・ガーデンホール日程終了
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エリア | 恵比寿・代官山・中目黒 |
アクセス | JR恵比寿駅下車、恵比寿ガーデンプレイス内 |
会場ホームページ | http://www.gardenplace.co.jp/hall |
日程 | 2008年3月16日 |
時間 | OPEN:15:30 / START:16:00 OPEN:18:30 / START:19:00 |
料金 | 前売:6,000円/当日:6,500円 |
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