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いのちの食べかた

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公開から3ヶ月、まだまだロングランを続けそうな驚異のドキュメンタリー。『Our Daily Bread』という原題そのまま「私たちの日々の糧」である肉、魚、野菜などがどのように作られているのか、その生産現場を淡々と映し出すのみ。巨大な養鶏場、牛と豚の解体工場、農園などを、仕事に従事する人々の姿とともに美しい映像で綴っていくが、ナレーションやインタビューは一切なし。ショッキングなシーンもあるけれど、食の問題がクローズアップされる今だからこそ、「食べる」とはどういうことなのか、目をそらさずに見ておきたい。

By まる February 4, 2008

イベント概要

私たち日本人が1年間に食べるお肉(牛・豚・鳥)は約300万トン。だれもが毎日のように食べている膨大な量のお肉。でも、そもそもお肉になる家畜は、どこで生まれ、どのように育てられ、どうやってパックに詰められてお店に並ぶのだろう?

本作は、そんな私たちの生とは切り離せない「食物」を産み出している現場の数々を描いたドキュメンタリー。世界中の人の食を担うため、野菜や果物だけでなく、家畜や魚でさえも大規模な機械化によって生産・管理せざるをえない現代社会の実情を、オーストリアのニコラウス・ゲイハルター監督がおよそ2年間をかけて取材・撮影した。映画はふだんなかなか見ることのできない、現代のさまざまな食品生産現場を、美しい映像で淡々と切り取っていく。ピッチングマシンのような機械で運ばれるヒヨコの群れ、わずか数秒で解体される魚、巨大なマジックハンドで揺すぶり落とされる木の実、自動車工場のように無駄なくお肉に加工されていく豚や牛たち…。

まさに唖然とするような光景が連続して描かれる。本作を観ると、食料生産工場の生産性の高さに驚愕するとともに、私たちが生きることは他の生き物のいのちを「いただく」ことに他ならないことだと、改めて実感させられる。


監督:ニコラウス・ゲイハルター
脚本:ウォルフガング・ヴィダーホーファー/ニコラウス・ゲイハルター
撮影:ニコラウス・ゲイハルター
配給:エスパース・サロウ

2005年/ドイツ・オーストリア/92分/カラー/35mm/ビスタサイズ/SRD

シアター・イメージフォーラム
日程終了
エリア 渋谷
住所 東京都渋谷区渋谷2-10-2 
アクセス 「渋谷駅」東口から宮益坂を上り、青山通りへ。50m程先の横断歩道を渡り、薬局とコーヒー店の間を入りすぐ。
電話番号 03-5766-0114
会場ホームページ http://www.imageforum.co.jp/theatre/
日程 2007年11月10日~終了日未定
時間 モーニング&レイトショー 11:00 / 21:00〜22:50
料金 一般¥1800 大学¥1500 高校¥1500 中学¥1000 小人¥1000 シニア¥1000 身障者¥1000
特記事項 PG-12
ポレポレ東中野
日程終了
アンコール上映
エリア その他23区内
住所 東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下 [ 地図を表示
アクセス JR「東中野駅」西口北側出口より徒歩1分・駅ホーム北側正面
都営地下鉄大江戸線「東中野駅」A1出口より徒歩1分
電話番号 03-3371-0088
会場ホームページ http://www.mmjp.or.jp/pole2/
日程 2008年3月15日~2008年4月4日
時間 3/15(土)~3/21(金) 10:30 / 12:30 / 14:30 / 16:30 / 18:30 / 20:30〜
3/22(土)~4/4(金) 10:30〜
ポレポレ東中野
日程終了
エリア その他23区内
住所 東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下 [ 地図を表示
アクセス JR「東中野駅」西口北側出口より徒歩1分・駅ホーム北側正面
都営地下鉄大江戸線「東中野駅」A1出口より徒歩1分
電話番号 03-3371-0088
会場ホームページ http://www.mmjp.or.jp/pole2/
日程 2008年2月2日~2008年2月15日
時間 15:00/17:00/19:00-20:40
料金 一般¥1800 大学・高校¥1500 小人¥1000 シニア¥1000 身障者¥1000
割引料金 <“食べる”映画特集>の半券提示で一般¥1500
特記事項 PG-12

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