
RTって何だ?
REALTOKYO(RT)は、首都圏のカルチャー情報をバイリンガルでお届けするウェブマガジンです。NPO法人のリアルシティーズが運営に当たり、映画、演劇、ダンス、音楽、アート、デザインなどの各種カルチャーイベントのプレビューや、書籍、CD、DVDなどのレビュー、さらにはインタビューやユニークな寄稿家陣によるエッセイなどを掲載しています。
イベントはジャンル、日程、地域、キーワードなど、さまざまな方法で検索できます。また、プロアマを問わず、主催者の方がご自分で告知をすることができます。記事を読むのも、イベントを検索するのも、イベントを登録・告知するのもすべて無料です。
なぜRTを創刊しようと思ったか、どのように使っていただきたいかについては、下に掲載した文章もご覧下さい。(旧サイトより転載)
映画、演劇、ダンス、コンサート、パーティ、展覧会、レクチャー……。東京のような大都市では、毎日数え切れないほどのカルチャーイベントが開催されています。その中から、本当に観に行くに値するものを見つけ出すのは至難の業。「情報過多」と言われて久しいメディア状況が、それに輪をかけているようにも感じられます。
ところが、実際に新聞や雑誌やテレビをチェックしてみると、流れている情報はどこも似たり寄ったり。意外とバリエーションが少ないことがわかります。限りある誌面や放送時間で大多数に受けそうなものを選んでゆくと、自ずと同じようなセレクションになってしまうのでしょう。これにチケットサービスがからむと、ビジネスに直接結びつかないものはどんどん淘汰されるばかりです。
「それってリアルじゃないじゃん」というところから、REALTOKYOはスタートしました。大作映画や大物ミュージシャンのライブもいいけど、単館上映の映画やカルトな小劇場、新人のライブや若手アーティストのグループ展にも行ってみたい。そんな「マス対コア」の揺らぎの中にこそ、リアルなトーキョーがあるんじゃないのか。そういう街に私たちは住んでるんじゃないか、とREALTOKYOは思うのです。
だからREALTOKYOのイベント情報には、犯罪的なものやガセネタを除いて、どんなイベントでも収録できるようになっています。配給会社やプロモーターなどのプロでも、インディーズでもアマチュアでも、同じ立場でイベント情報を告知宣伝できるのです。記事は編集部が責任(と趣味と独断)を持ってつくるけれど、情報は、プロアマを問わずイベント主催者が自由につくってゆくというスタイル。そして選び取るのはあなた。それが「都市生活者のための情報ツール」のあるべき姿だと考えています。
これまで情報は各種メディアに「取り上げてもらう」ものであり、読者はそれを受動的に受け取るばかりでした。でも、ここはインタラクティビティが命のネットの世界。REALTOKYOでは、イベント主催者が巨大な「イベント一覧表」に直接書き込め、読者はスケジューラーを使ってそこから能動的に選択・編集します。受動から能動へ。一方向から双方向へ。イベント情報を告知・発信することも、それを選択して観に行くことも、都市生活をつくり出す積極的な行為です。
そのために、ぜひREALTOKYOを使ってみて下さい。私たちがリアルなトーキョーを手に入れられるかどうかは、ひとえに皆さんの行動にかかっています。
(REALTOKYOの創刊意図については、編集長コラム「Out of Tokyo」001も参照して下さい)